走行中に車のバッテリーが上がるとこうなる

先日(半年くらい前)買ったアルトですが、納車までに一悶着あったので記録しておく。
当初は地元で仮ナンバーを取得し(車検切れの車輌のため)、自宅から60km程の所でクルマを引き取り、さらにそのまま軽検協(軽自動車のユーザー車検うけるとこ)に行ってナンバー取得、という算段であった。


当日

仮ナンバーは車検の切れた車輌を移動するため必要な最低限の日数分しか使えないため、クルマを引き取った当日になんとしても車検を通す必要があった。さらに時間の制約もあるので首都高で移動することに。
クルマを引き取り、15分位走らせてるところでまず異変に気づいたのが、「エアコンから出てくる風が猛烈に臭い」こと。なんというか生ゴミが焦げたようなヤな臭い。ただ古い車だしそんなもんかなと気にも止めず。というか教習車以来のMT車でそれどころではなかった。
マニュアル操作にもなんとか慣れてきて首都高も道を間違えることなく目的地の軽検協まで30分。あと5分ほどで料金所から下道に降りる地点、長いトンネルで突如それはやってきた。
・急にカーステの音声が消える
・灯火類が見えないほど暗くなる(ウインカー含めて)
・最初にSRS警告灯が灯り、次いでバッテリー警告灯が灯る
アクセルを踏んでも全く加速しない
パワーステアリングが効かなくなる
ブレーキがめっちゃ重くなる
これらがほぼ同時に起きた。(実際にはもっと前から前兆はあったのに気づかなかっただけかもしれませんが。)
その時点でようやく「このままだと完全に車が止まる」事に気づくが、運悪く追い越し車線を走行していたためすぐには左端に寄れず(ウインカーつかないからなおさら)、車に慣性が働かなくなるギリギリ手前でなんとか路肩の白線の内側に停められた。
不幸中の幸いか、異変が起きる1分くらい前に道路公団のパトロールカー(黄色くてゴツいアレ)を追い越してたので緊急停車してから程なくパトロールカーが来てくれたため後ろから追突されるという最悪の事態は避けられた。
その後は車内でそのまま1時間ほど待ち、道路公団のレッカー車で一般道まで運んでもらった。

原因

結局原因は発電電圧不足によるバッテリー上がりだった。
後から見たところ指定のサイズより大きいファンベルトが付いてたのがいけなかったらしく、微量に発電はしてるおかげでバッテリー警告灯は付かないものの確実にバッテリーが減っていって、完全に放電したタイミングで警告灯がついたと思われる。

教訓

古い車には電圧計を付けよう!